IKIGAI Tasteシリーズ|グルメ編
- IKIGAI NOW

- 2025年11月20日
- 読了時間: 5分
更新日:7月17日

極上スイーツ 第1回
20251120
時を慈しむ、甘美なる美学
心を満たす、身体にやさしい極上スイーツ10選
「低糖質のものはおいしくない」──そう思い込んでいた人が、はじめて一口食べて黙り込む。そんな瞬間を、日本各地の職人たちが静かに積み重ねてきた。
精製糖を使わず、小麦粉を使わず、それでも食べた後に満足感が残る。そのような菓子が、いまこの国のあちこちに生まれている。健康に気を配りながら、甘いものを諦めたくない人へ。10店それぞれの1品を、ここに紹介する。

1. スリム・ティラミス │ クリオロ(東京・小竹向原)
──コーヒーの香りは、嘘をつかない
糖尿病専門医の山田悟先生と、世界最優秀味覚賞を受賞したフランス人シェフ・サントス・アントワーヌが組んで生まれた一品。甘味にはエリスリトールを使い、糖質を1人分9gまで抑えながら、豆から挽いたコーヒーの香りとマスカルポーネの濃さはそのままに残した。「糖質制限ケーキ」という言葉を忘れさせるほどの、正統なティラミスの味がある。
2. 北海道産素材のグルテンフリーチーズケーキ │ NachuRa(東京・代々木公園)
──北の大地が、一切妥協しない
十勝産クリームチーズ、北海道産生クリーム、江別市の養鶏場から取り寄せた地卵、「きらら」の米粉、甜菜糖。使われる素材がすべて北海道産というこだわりは、ひとくちでわかる。グルテンフリーとは思えない、しっとりとなめらかな口溶け。同店の長年の人気No.1だ。

3. 木苺レアチーズケーキ │ GOOD EATZ(東京・練馬)
──糖質3.9g、されど本物の味
南米やヨーロッパから厳選した大粒の木苺と、北海道産生乳100%のチーズ。甘味料はエリスリトールのみで、砂糖は一切使わない。糖質は100gあたり3.9g(エリスリトール除く)。日本テレビ、フジテレビ、TBSなど各メディアに取り上げられた同店の看板商品だ。食べてみると、ただおいしい、という感想しか出てこない。
4. 低糖質ガトーショコラ │ LA NOBOUTIQUE(東京・常盤台)
──チョコレートの、誠実さ
パティシエ歴30年以上の日髙宣博シェフが、糖尿病専門医の監修のもと開発した低糖質シリーズの中核を担う一品。小麦粉と砂糖を糖質の少ない材料に置き換えながら、チョコレート本来の濃厚な味わいは損なっていない。著書『低糖質スイーツ 作り方とコツ』でもその哲学を紹介した、真摯な菓子づくりの結実だ。

5. 揚げサンド(低糖質ホイップ) │ Age.3 GINZA(東京・銀座)
──サクッと、とろけて、罪がない
食パンを片面45秒ずつ揚げ、外はカリッと中はもっちりに仕上げる。そこへ詰めるのは、植物性クリームとラカントで作った独自の低糖質ホイップと旬のフルーツ。砂糖不使用でありながら爽やかな甘さがあり、フルーツの瑞々しさを引き立てる。銀座の路地裏で、連日行列ができる理由がわかる一品だ。
6. 低糖質フロランタン │ BEYOND SWEETS(東京・表参道)
──アーモンドの、正直な香ばしさ
きび糖とキャラメリゼしたアーモンドをサブレ生地に合わせたフロランタン。全商品小麦粉・精製糖・合成添加物不使用を貫く同店の中でも、特に人気の高い焼菓子だ。三越伊勢丹にも出品されるなど、表参道の路地裏から始まったこのブランドは静かに評価を広げている。動物性食品不使用で、ヴィーガンの方にも対応している。

7. 夢見るためのガトーショコラ │ 夢見菓子(東京・新宿)
──大人の夢は、チョコレートの形をしている
「おとりよせネット」3部門1位を獲得した看板商品。ダークラムが香る大人の味わいで、天然甘味料ラカントを除いた糖質はホール1本でわずか10.7g、1/8ピースあたりわずか1.3gという徹底ぶりだ。グルテンフリーで、低糖質スイーツ作りの研究を続けてきたオーナーが「これなら自信を持って人に食べてもらえる」と確信した、出発点の一品でもある。

8. 低糖質ブランパン │ 超低糖質ブランパン専門店 Switch(福岡・嘉麻市)
──パンという形の、静かな革命
小麦ふすまを主原料に、砂糖・保存料を使わずに焼き上げた低糖質パン。普通のパンと見た目はほとんど変わらないが、糖質量はまるで異なる。福岡・嘉麻市の直売所で毎日手作りされ、全国発送にも対応している。2階のビストロでパン食べ放題ランチも楽しめる。甘いものではないが、食事の糖質を根本から見直したい人へのこたえがここにある。
9. 季節の低糖質タルト │ マイスイーツパーラー(富山・一番町)
──糖質5g以下の、正直な甘さ
アーモンド粉と大豆粉でタルト台を焼き上げる。一般的なタルトと比べて糖質を80%以上削りながら、サクッとした歯ざわりと香ばしさはきちんと残した。天然由来のエリスリトールを甘味に使い、血糖値への影響も最小限だ。「お菓子で病気を減らしたい」という店主の言葉は、この一皿に素直に宿っている。

10. カマンベールチーズケーキ │ 低糖質おやつとコーヒー Locco(静岡・藤枝)
──カマンベールの、まっすぐな濃さ
砂糖も小麦粉も使わない。甘味には羅漢果・ステビア・エリスリトールという天然由来のものだけを選んだ。それでも口に入れると、カマンベールの個性がまっすぐに届いてくる。蓮華寺池公園そばの古民家を改装した複合施設「nicica」の一角で、静かに作り続けているこの店の代表作だ。スペシャルティコーヒーと合わせると、その相性もまたいい。
甘さの正直さについて
ここに挙げた10皿は、どれも実在する商品だ。「低糖質」を前面に出しながら、食べた後に「おいしかった」という感想だけが残る。そのような菓子が、日本各地の職人の手でひとつひとつ作られている。
体への配慮と、食べることの喜び。その両立がいかに難しいかを知っているからこそ、これらの店は妥協しない。足を運べる距離にある人は、ぜひ実際に口にしてほしい。



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